先祖の霊を迎え、供養する日本の夏の風習「お盆」。
これは、仏教行事の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」の略で「精霊会(しょうりょうえ)」とも呼ぶそうです。
地域により旧暦の7月に行われているところもありますが、新暦に合わせて8月(8月13日~16日)が一般的だと言われています。
お盆は、ご先祖様をまつり、感謝の気持ちを伝える期間。
お盆の由来には諸説ありますが、その中の一説では、
お盆とは古代インドの古い言葉サンスクリット語「ウランボン」の略。
「ウランボン」とは、
自己都合しか考えず、自己中心的な行動ばかりしていると、「逆さに吊り下げられ大変な苦しみを受けるでしょう」といった意味が込められています。
そこで命を大切にするとともに、先祖に思いをはせて自分の行動を省みて「ウランボン」にならないようににお互いの立場や役割を尊重し合えるよう生き方を見つめなおすのが「お盆」という説があります。
自分の事で必死になっている所から抜け出し、まわりの人たちが気持ちよく過ごせるように、いかに動くか。
そこで見えてくる「何か」があるかもしれません。
お盆を機に、考えるのもよいかもしれません。