半夏生

夏至から数えて11日目にあたる日、現在は太陽が天球上の黄経100度を通過する日を「半夏生(はんげしょう)」といい、今年は7月1日になります。

半夏生の日にはタコを食べる風習があります。
「稲の根が、タコの足のように四方八方にしっかり根付きますように」や「稲穂がタコの足(吸盤)のように豊かに実りますように」との願いが込められています。
半夏生の時期には、関西はタコ・香川県はうどん・福井はサバを食べたりと日本各地で様々な風習があります。
タコにはタウリン(アミノ酸の一種)が豊富に含まれ、疲労回復効果があります。
田植えで疲れた体を休め、栄養価のある蛸(タコ)を食べて、体力の回復をしたと言われます。
タウリンは栄養ドリンクなどにも含まれている成分です。

このところ続く暑さ。
また、令和の米騒動。
稲穂が豊かに実ることを願って、自身の元気のために、風習にならってみるのも良いかもしれません。